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翌日日曜は、家族と約束をしていた。

午前中は上の子と、午後からは下の子と妻と。青空の広がりに休日らしい穏やかさを感じた。

たまに出掛けてうれしそうにしている家族と居ると、しあわせな気持ちになっちゃう。

無事に帰れて良かったと、心から思った。



その前日、5/18(土曜)

いつもと変わらず早朝から起き、湯船に浸かり、そして洗車する。

敢えてゆっくりと準備をする。気持ちをきれいに整え、10:00少し前に走り出した。



国道274を進んでいく。

道の駅「夕張メロ-ド」を過ぎ、頭上の高速道路が道に影をつくっている。

矢羽根があったり標識があったり・・いつも走ってきた道の風景を確かめながら走っていく。

山の風景は、春から夏に向かってる。

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石勝樹海ロ-ド・・

スタ-ト時間が遅かったせいか、クルマもMCも殆ど走っていなかった。

ロングホイ-ルベ-スの、この重い縦置きツインが伸びやかに、そして生き生きと。

高速コ-ナ-を旋回していく。空を飛んでいくような感覚。

一気に走り抜けたいけれど、楽しさを記憶に残したくて2枚だけ撮ってみた。

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峠を下りひと呼吸。

真っ直ぐ進むと道東に向かう。いつも此処で一度立ち止まってしまう。

その道を眺め、自分に納得してから左折する。

無理はしない。辿り着かなくてもいいんだ。いつも思っていること。

自分の体力に合わせて、ゆっくり道東を走れる時がまたきっとある。

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占冠村の赤岩青巌峡を目指すよ。

国道と変わって、樹々に生命力を感じながらのんびり道道610を進む。

川の流れに沿って走る。緑の近さに安心する。矢羽根がつづく。

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駐車場には各地方のナンバ-。今日もたくさんの家族がロッククライミングを楽しんでいた。

家族に見守られながら、小さな子供たちも赤岩を登っていた。

赤岩青巌峡を楽しむ、休日ならではの和やかな空気感にやさしい気持ちになる。

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歩いて川のそばへ道を下っていく。足の裏で歩く感触を確かめていく。

自然は人をその懐に迎えてくれる。

緑の中に白樺の幹がうつくしい。日常見る街中の白樺は無理に低く剪定され、枝が黒くなり弱っている。

白樺はやはり山にあってこそだと思う。街に連れてきてはいけない。のびのびと大きく、白く、うつくしい。

遠く離れたところから一枚。

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澄んだ水の色、流れる音の透明さ、

心の中が清らかなもので満たされていく。

自然の中に居て感じる今のことをそのままに・・

そんなことを思いながら、なんとなくシャッタ-を切った・・

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かなやま湖を目指すよ。

占冠村道の駅に寄らず、その手前を左折する。

ボ-っと走っていたら信号をまっすぐ行って、日高に行っちゃうからね。

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国道237・・人によっては、何があるって訳ではないから、移動区間に思えたりするかもだけど、

ひとり淡々と、道の上で変化していく風の匂いと、大きな空間にゆるい時間だけを感じながら走る。その時間を楽しんでいる。

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道の上を歩きながら・・空を見上げて・・深呼吸・・

今日はホントに気持ちいい天気だな。

立ち止まると、何もかもが気持ちいい。

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踏切を渡ると道の空気感が変わる。

先に在る湖の存在を、すでに肌で感じる。

ベンチまでのアプロ-チとなる細い道が続いている。

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樹々の間に湖の大きさ感じながら、緑の中を通させてもらう。

ここにある時間を壊さないように走らせていく。

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かなやま湖ラベンダ-園。

となりはキャンプ場。家族が湖の風景と共に楽しむ姿が。

このゆったりした空気感は・・人が居て、自然があってこそかも知れないね。

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秋のピンッとした透明な空気の中で、此処に居るのも好きだけど、

この柔らかい空気の中にいるのも、穏やかで良いね。

フィルムは36枚の限りがあるけど、その一枚を三脚で構えて撮るような、

そんなに上手を意識して撮らなくてもいいんだよ。

自分がいいと思ったときに、そう撮れればいい。誰のものでもないそれが、自分の一枚なんだ。

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ベンチに座り、遠くからやってくる風を感じる。

自然の中に全身の耳を傾け、静寂の中の音を肌で聴くように。

時間が止まっているかのような、時にゆっくりと流れる大きなものを感じながら。

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目のまえに広がる大きなものを、その経過をただただ眺めて過ごす。

自分が眺めているようで、実は僕の方が自然の中に抱かれているだけなのかも知れない。

ここに座っていると、ちいさなことはどうでもよくなってしまう。

日常の些細なことがちっぽけに思える。もっと大きく広い視野で物事を見れるような気がしてくる。

そんな居場所って、皆の中にもあったりしないかい?

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また此処に来られてよかった。来た道を戻るよ。

樹々が照らされ、影を作り、風景の両面を見ているようなそんな気がしてくる。

その中を走って行く。

同じ道でも、帰路の陽の色は違う表情。

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陽の光が差し込む。空から零れ落ちてきたように樹々を照らす。

その光景に無垢のうつくしさを感じた。

例えそこに人工物があったとしても、織りなすその世界はうつくしい・・

自然に感動してシャッタ-を切った。

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目で見えるもの・・緑色のうつくしさに、陽に輝く葉のうつくしさに、山と共にあるその様子に・・

感じるもの・・そこで生きるもののうつくしさに、しばらく立ち止まってしまった。

見に行くものではないもの、自然が積み重ねてきた年月を感じること、何気ない中にも生きる美しさを感じたりすること。

この日の最後の一枚。

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10:00~18:00  308km

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# by den-selen | 2019-05-20 17:17 | モトグッチ | Comments(2)



前日土曜は家の窓を拭いたり、外回りをほうきで掃除したり。

相棒の洗車をしたり・・家族と出かけたり・・

シ-ズン中、土日のどちらかはそんなのんびりな過ごし方。


一週間の過ごし方、一日の過ごし方、一年間の過ごし方・・規則正しい中で過ごすこと、とても落ち着きを感じる。

一年のうち4か月間は確かに忙しいけれど・・僕にとっては、それも一年間の中の規則正しい生活。

組織に居た頃のエンドレスな緊張感に比べると期間限定だから、やった感を感じられる。


10連休が明け、既に12月から始まる仕事のピークに向かって進んでる。

仕事のマイペ-スって・・自分の全力を維持継続できること、

そして自分のコントロ-ル下にあること、なんて思ったりしてる。

僕の一日の集中力はそんなに長く続かない。だからシ-ズン中は17時前に誰よりも早く帰宅する。

組織を飛び出し来年は10年目・・やっとここまで来た。時間を消耗する日々ではないもの・・





5/12(日曜)

週末に一度だけ走ること。時間を味わうこと。僕にとって大切なこと。

走ることを純粋に楽しみながら、歩いて感じる四季のこと、鳥のさえずり、風の感触。

普段気付かないことに触れ、自分の感性を意識すること。

いつも同じことばかり書いているけれど・・

RIDERそれぞれに走り方楽しみ方があり、その人が気持ち良く感じることが、その人の正解なんだと・・

だから一人ひとり違って良いのだ。



国道275・・正確にはその支線なんだけどね。

波打つ道をアップダウンしながら走る。

国道のような車列はなく、自由をこの空間に、この道に感じてる。

何処をどう走り、どこで止まりどう過ごし・・

それはすべて自然体の気持ちに逆らわず自分で決めること。

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自宅を出るとき風が強く冷たかったから、黒革の中にダウンを着てきたけれど、

なんだか風もなく、ぽかぽかと良い感じ。ダウンを脱いでぼ-っとしながら道の上を歩いていく。

空気の匂いが柔らかく、全身で感じる陽があたたかく、胸の内側からやさしくあたためられる気がする。

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今日は萌の丘に向かって走り出したのに、

国道を逸れたら、すっかりまったりモ-ドのスイッチが入ってしまった。

僕のグッチの乗り味は、どちらかと言うとレシプロの重爆撃機みたいなカンジ。

高速巡行がもっとも楽しくて疲れない。延々と走る北海道の道に合っていると勝手に思ってる。

そんなイタリアンだけど、この牧歌的な道を走るのも何故か僕の呼吸に合っていて、心地よいと感じてる。

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あ・・空がきれい・・

見上げること、顎を上げること、胸を開いて深呼吸してみること。

いまもちゃんと此処に居ることを、感謝したくなる。

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なんだか今日の目的地は辿り着かなくてもいいような気がしてきた。

だっていまが最高に気持ちいい・・

水を張った田んぼに、この季節が来たんだなぁと思う。

気持ち良くても田んぼの中の道に入っちゃだめだよ!ここは農家の私有地なんだからね。

アスファルトの上を、ぐるっと歩いていく。

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支線を進む・・

やっぱり居心地よいんだな。

こんなふうに人の生活を感じながら走って行く。

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緑の中の広い空間を駆け抜け・・そして歩く。

僕の写真は、相棒がどこに居るのか分からない・・そんなふうにしか写してないから、

スマホではきっと何もない風景写真にしか見えないかも。

レンズはいつも135mm単焦点がメイン。高校生から40年以上一番親しんできたレンズ。

一本しかレンズを選べない状況なら、迷わずこの135mmだけで僕は撮っていく。

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立ち止まったり・・

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雪の残る山を遠くに眺めたり・・

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一歩進んで、何歩も歩いて戻り、

寄り道しながら、そこにある時間を味わいながら進んでいく。

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つい先日までは土と枝だけの風景だったのに・・いつの間にか緑の風景が広がっている。

時間を味わう・・

過ぎて行った時間を思い出し、新しい息吹を目の前に感じ、そして僕はいまを感じながら。

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そして風のように走っていきたい・・

いつもそんなことを想像しながら走ってる・・

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トラクタ-の音が辺りに静かに響く・・あたたかい陽射しと風に乗って、音が届いてくる。

それを全身で感じながら、一枚・・

シャッタ-ボタンを押すと、「カッ・・シャ---ン」と・・

フィルムカメラの音の余韻・・記憶に残す感触・・

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陽を浴びる樹々が気持ちよさそう。

人も緑もゆっくりゆっくり・・この日を味わう・・

緑の匂いがして来そう。

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この空気感の中にいると、なんだかとてものんびりした気持ちになるんだな。

普段の時間とはまったく違う穏やかさ、同じ1分でもゆっくり時が流れるような心地よさ。

週に一度だけ、ぼくはそんな時間、過ごし方を求めてる。

とても贅沢な気持ちになる。

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君の好きなステ-ジでなかったかも知れない。

本来の姿はまたいつかその時に・・

終の相棒と決めて今年で8年目。どんなところも一緒に走って行くと決めている。

そして不思議とどんなところもしっくり来るんだな。

僕にとって、長年求めてきたこれ以上ない理想の相棒。

出会えて良かった。

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さて、来た道を一緒に戻ろうか・・

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帰路の当別・・オ-トバイの事故を目の当たりにした・・ショックだった・・

ニュ-スで同世代のRIDERと知った・・信号待ちでバスに追突され・・

突然人生を終えたRIDERと、彼の家族を想うと締め付けられるように胸が痛い・・

信号待ちの後ろは信用してはいけない。走るときは自分にムリをしない。

100%のうち・・安全マ-ジンは50%、そして自分の50%で走って行く。

なんで、まさか、こんなときに・・それは残された家族を想うとあまりにも悲しい。


普通でいられること、普通の中のしあわせを感じられること・・

特別なことは何もいらない。事故なく無事に帰り、いつまでも普通の生活が続いて欲しいと思ってる。





156km  10:00~16:00
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# by den-selen | 2019-05-13 17:37 | モトグッチ | Comments(8)


5/4、連休8日目の朝・・

風のあたたかさ、やわらかさ、心地よさ・・

なにも考えず、ただただ相棒の鼓動と共に走っていたい。

海沿いを行けるところまで・・

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海の広がり、空の広がり、その大きさを感じながら走れるゆるやかな道。

日帰りRIDERの僕には、どこまで走っても辿り着かない楽しさがオロロンラインにある。

このカンジ・・走れるしあわせ、ここを走れること、今までと同じように今があること、

風が気持ちいい・・全身でいまを味わう。

この道があまりにも気持ちよくて、いまこのときを神様に感謝。


気持ちよくて頭の中で歌いながら走ってた・・Beautiful Day(ジャーメインエドワ-ズ)






日常が今まで通りあること。いつも想う・・特別なことは何もいらない。

皆が健康で普通の生活が送れること、普通にいつまでもRIDERでいられること。

町と町をつなぎオロロンラインが通っている。その道を走る。

海と共に生活する・・その人たちが四季を通して何を想い、何を感じながらこの景色と共にあるのか、

そんな日常の風景を通らせて貰いながら、僕は想像しながらだけど走っていく・・

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走ることが気持ちいい。相棒の鼓動を感じながら、海を近くで感じながら二人旅。

よく整備された高速コーナ-が続く、でも飛ばさない魅力がこの道にはある。

五感を外に広げていく、感じていくものがある。

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一瞬で通り過ぎるのはもったいないような・・走ってきて此処に居るいまを実感したい、時間を味わいたい。

今日の天気に誘われるように、心がとても穏やかでいる。

町の入り口で立ち止まる。

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海に近いところで深呼吸してみる。

風が運ぶ海の匂いに、遠くの水平線に・・広さ大きさを感じてみる。

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波の音を聴きながら、道の上を歩いてみる。

バイクと写真のブログなのに・・相棒は米粒以下だけど・・

その風景の中のいま確かに存在していること、それだけで良いような気がしてる。

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道のそばから透明なブル-。底にある石がきれい。

繰り返し繰り返し聞こえてくる・・打ち寄せる波の音が心地よい。

時間なんて忘れそうになる・・時間なんてなくてもよいと思ってしまう・・

ゆっくりゆっくり・・自分が洗われていく・・

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山肌から水が流れる。

ちいさな流れだけど、傍の苔がきれいだと思った。

ささやかだけど、共に生きる山から恵みの雫。

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岩老のパーキングは珍しく人が居て、通り過ぎた。

家族で海を眺めながら小さなバ-ベキュ-をしていた。

何となく・・その時間を壊してはいけないような気がして。



もう少し走ってみた。高いところから海が見える場所で一呼吸。

あ・・きれい。

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ここで持ってきたおにぎりを食べることにした。

気温の上がる今日は、ランチバックに保冷剤を入れてくれていた。

すこし離れた場所から相棒と、海を空を眺めながら・・噛み締めながらゆっくり味わう。

しあわせだなぁ。

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特に何があるわけでもない。

シンプルにこの風景とここにある風を、いまの匂いを感じていたいだけ。

そんな時間をずっと大切にしてきた。

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なんだかとても満たされた気持ちになった。

今日はここまで。

何処かに辿り着いたわけでもなく、ここで引き返すのは、人によっては中途半端に感じるかも知れない。

辿り着かなくてもいいのだ。自分が満たされたところが引き返すところ。

この幸せ感をずっと記憶に残すために。

帰路、山の中にサクラが咲いていた。

春の彩り・・美しいと思った。

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来た道を戻っていく。

逆光となって波の輝きを美しく感じた。

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往路で気になった川の風景に寄り道してみる。

山から染み出した小さな流れが川となり、海に流れていく。

その瑞々しい流れに、その音に・・波の音と川の流れる音に・・大きな時間の流れを感じた。

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すこし歩いてみた。

登れそうなところは取り合えず登ってみる。

いつもと違う視野で、遠くから眺めていると新鮮な気持ちになる。

日常はいつも自分の目線が固定されがちだけど、相棒と走る時間はいつでも自由だ。

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そしてまた、走り出す。

あ~やっぱりこの道好きかも。

開放的で、なんにも考えず走れる海と空だけのこの道が。

いつも変わらずあることに安心する。

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空がきれい・・

いまこの時を心から感謝し、味わった。

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今日も走れて良かった。

何を見に行く訳でもなく、目的地が有る訳でもなく、

なんとなく気持ちよくて、なんとなく心が洗われ、今走れることに感謝。

普通が一番。いつまでも続いて行きますように。

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258km  10:00~帰宅は17:00
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# by den-selen | 2019-05-05 19:26 | モトグッチ | Comments(6)

南羊蹄広域農道・・



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国道230、中山峠







10連休、1回か2回走れれば良いと思っていた。

11月から3月までノンストップの日々だったから、連休の のんびり感にあんしんする。

休日があることをとても贅沢に思ってしまう。

一日がたっぷりある・・外に出て妻とすこしのランチを楽しんだり、身近なサクラを一緒に感じたり、ちょっとしたことをたのしむこと。

心の余裕があること、いまがあること・・本当に良かった。

それは自分の意志でやっと、つかみ取った時間だから。

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まっさらな状態で走り出したい・・いつもそう思い、いつもそうしてきた。

僕にとって走ることはいつも特別な時間。

だから毎週相棒を洗車する。毎週ワックスをかける。

走る日は、早朝ゆっくり湯船に浸かり、走り出す前の気持ちを整えて行く。

きれいな状態、穏やかな気持ちは走り方も違ってくるような気がしてる。

それは見える視野も、安全に丁寧に走るためにも。

ずっとそうしてきた。すべては事故なく無事に帰るために。



連休3日目の4/29

今日は羊蹄山に会いに行こう。そう決めていた。心の中にいつもあるその山に。

朝9:00に家を出て、国道230中山峠を越えて行く。

喜茂別の道の駅から道道696にスイッチ。国道とは違う、町にいつもある空気感に安心する。

免許を取ってからこの歳になっても、ずっと通ってきた街並み。僕にとっての羊蹄山につづく道。

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住む人の気持ちを乱さないよう静かに町を抜けると、羊蹄山が見えてくる。

あ・・!

やっぱりでっかい。やっと会えた!

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大きくそして、あまりのうつくしさに感動してしまう・・

僕なんかが軽い気持ちで登っちゃいけないような、そんな神聖さを感じる。

うつくしい・・

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1898m

この山だけは、やっぱり特別な存在。

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冬から春へ・・その麓に広がる風景に全身の耳を傾ける。

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誰も居ない道を、ひとり走って行く・・

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南羊蹄広域農道・・道の上を歩いていく。

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今日の風は胸の中を通り抜け、洗ってくれるものではなく、

やわらかく胸を包んでくれるような、そんなやさしい風の気持ちを感じてる。

樹の間を雲がゆっくり流れていく、ときの流れの大らかさを感じた。

フィルムには映らなかったけど、その光景は僕だけのもの。

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道の上をゆっくり雲の影が流れて行く・・

その様子に堪らなく感動して、しばらくぼ-っと眺めていた。

空の大きさを限りなく感じた。

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土煙を上げながら作業するトラクタ-。

春の土を確かめるように大切に進んで行く。

人の生きる姿と・・

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僕は通り過ぎるだけのRIDERだけど、すこしだけ・・その中に居て感じたい気がした。

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畑の広がりに、人がこつこつと積み重ねて来た丁寧な気持ちが伝わる。

その中に僕なんかが居て良いのだろうか・・

住む人が作る風景の中に。その景色の中に。

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道を歩きながら、空を見上げてみた。

ああ・・空がきれい・・

顎を上げ、胸を開き、ゆっくり深呼吸してみた。

純粋な気持ちになれる・・素の自分になれる気がする・・

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遠くから相棒を眺めながら、裾野に羊蹄山の大きさを感じながら、

ここに一緒にいられること、いまも走れること、ずっと走ってきたことをしあわせに思えた。

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道端に相棒を止めて・・

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遅いお昼にした。

おにぎりは朝、妻がテーブルに用意してくれていた。

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やわらかい風を肌に感じながら・・

風が運ぶ土の匂いと陽の匂い・・

羊蹄山を眺めながら・・

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この広い空の下で、おにぎりをゆっくり味わう・・

これ以上のしあわせと贅沢を僕は知らない。

どんなグルメも、どんなお店も、この空の下で食べるおにぎりには敵わない。

風が気持ちいい・・

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野焼きの煙は此処に住む人の日々の生活を感じ・・

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羊蹄山はそれを見守るように、大きく包むように・・

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すこしだけ山の気持ちを、この道の上から感じられたような気がした。

気がしただけで・・僕なんかには知り得ない大きなものが羊蹄山にはある。

それを感じたい。

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広域農道を抜け、真狩のパ-キング。

さて折り返し、来た道を戻るよ。

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もう一度羊蹄山・・

いつも変わらずそこに在る。今年も走って来れてよかった。

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走っているのが好きなのか、歩いているのが好きなのか・・

そこに在る風の気持ちを肌で感じることが一番心地良いこと。





広域農道で4時間以上過ごして・・189km 9:00~帰宅は17:30

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# by den-selen | 2019-04-30 22:57 | モトグッチ | Comments(10)


確かめながら走って行く・・

肌に感じる風の感触と、相棒の鼓動、クラウチングスタイルで走るこのポジション。

また走れて本当に良かった・・心からうれしかった。

それをじわじわと味わいながら、ヘルメットの中で気持ちを確かめながら。

何の変哲もない真っすぐの道だけど、この道が懐かしかった。

国道275・・

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道道527にスイッチして、脇に止まってみた。

外があまりにも気持ち良くて、道の上を歩いてみたくなった。

エンジンを切ると、田んぼを作業するトラクタ-の音と、やわらかい陽の匂い。

いま来た道をゆっくり歩いて戻って行く。

一歩一歩・・足の裏で感じながら、歩く感触を確かめていく。

走ることと同じように道の上を歩くこと・・とても好きなこと。

何かを考える訳でもなく、考えてない訳でもなく、ぼーっと散歩しながら今この時を肌で感じ、ただただ今を味わう。

田んぼの反対側まで歩いてきて一枚・・

相棒と一緒のこの時間をしあわせに思った。

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雪解け水のせせらぎに、それを感じられる今の自分をうれしく思い、

流れに反射する陽の輝きに、春の訪れを感じてる。

そんなふうにささやかなことに触れながら歩いていると、やさしい気持ちになる。

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橋の上に相棒を残し、また歩いて戻る。

外に出るのは昨年の11月以来。それまでずっと布団を被って車庫にいた。

雪のころ・・静かに眠りについていた。

春が来たよ。

外に居てこそ本来の姿なんだよね。

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今日はあたたかくて気持ちいいね。

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いつも誰もここで立ち止まらない。誰もが通り過ぎて行くだけの橋の上だけど・・

背後でMCの音がして立ち止まったのを感じた。

この風景を眺める同じような人が居るんだなぁ~と思って振り返ると・・あれ?まさかのグッチ!

一緒にこの田んぼの風景を眺めながら、ここから見れる季節のことや、MCライフのことや・・

いま在る風と共に、同じ呼吸で会話するその時間の流れが心地良かった。

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同じ50代・・仕事もMCもお互い同じ時代を走ってきた。

いつも似た道を走り、いつも同じ風景の中に居て、そして同じグッチのRIDER。そんな人が他にも居るんだぁ。

お互い初めましてですが、うれしかったです。

ジャッカルの原型は留めていませんが(笑)、相棒にかける愛情には恐れ入りました。

僕もグッチの魔力にハマっています。

自然体の笑顔がいいね(^^)いつまでも・・お互いずっと走って行きましょう。

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それぞれに生きてきて、それぞれに走ってきて、

MCと共にその人の人生が在り、MCがあってこその出会いが在り。

違う人生を歩んで来て、偶然の道の上・・同じRIDERだからこそかもですね。

また何処かで!お会いしましょう(^^)

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海に向かって走り出します。

風のように走りたい・・それを丁寧に身体で思い出していきます。

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厚田区の駐車場・・

エンジンがあまりにも気持ち良さそうで、相棒はまだまだ走っていたいと伝わってきた。

慌てない慌てない・・

今日はこの今をお互い噛みしめよう。

ここに来たかった。

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何年も同じところばかり・・でもやっぱり懐かしいね。

風がやさしくて、空が高くて、そこに在る樹は変わらずあって・・

今まであったものが変わらずそこに在る。

そんな普通のことを確かめながら走り、自分を確かめながら走る。

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海がきれいなんだなぁ~

乳白色の柔らかなこの海の色は、北に向かうと硬いブル-になっていく。

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羽の下に延びて行く道・・

ぼんやり眺めながら、行き交うMCの音に耳を傾けたり・・陽だまりを感じていたり・・

ここはRIDERがあまり立ち止まらない。通り過ぎて行く通過点のひとつ。

何がある訳でもない。誰かがいる訳でもない、人の賑わいもない。

それでもやっぱり此処が好き。

なんでだろう・・ここで過ごすと心地良い時間を感じてる。

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来た道を戻っていく・・

特別なものは何もない、ただ普通にある道の風景。

走ったり、立ち止まったり、ゆっくり歩いてみたり・・

たまに空を見上げて深呼吸してみたり・・

週に一度だけの日帰りRIDERだけど、春から11月までの短い旅だけど、

季節を今に感じながら風のように走って行きたい。

シ-ズンが始まった。今年もどうぞよろしくお願い致します。

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106km  10:00~14:00 のんびりし過ぎた(笑)

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もうひとつの相棒。

カメラは高校生の時から使ってきたキャノンF-1。もう一台newF-1は非常用。

レンズは135mm、24mm、35mm。ずっとこの3本だけ。

このカメラにも道具だけではないものを感じてる。それは僕の中にだけあること。

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# by den-selen | 2019-04-22 21:12 | モトグッチ | Comments(14)