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京極町 望羊の丘・・・道の上







5/20(日曜)最高気温17℃・・・最低気温7℃の予報

晴れ間の広がる日曜日・・・いつものように下の子をクルマで部活に送り、

妻の握った おにぎりを持って、いつものように9:30に走り出す。

僕はこうして繰り返される何気ない日常を、とても幸せに感じてる・・・

今まで心から望んでいた普通の生活・・・特別なことは何もいらない・・・



空は青く・・・市内はあたたかい・・・

でも峠越えは少し寒いかも・・・

念の為インナ-は、ヒ-トテックの上下。ダウンジャケットをシ-トバックに。



中山峠の頂上付近だけ強く冷たい風だった・・・まるで冬の嵐のように。

頂上の道の駅でダウンジャケットを黒革の中に着た・・・持ってきて正解だった。

峠を下りると風はなくなっていた。

あたたかい陽射しだけがポカポカと・・・黒革の中のダウンジャケットを脱いだ。

喜茂別町浄化センタ-の桜は終わっていた。先日来たときは蕾だったのに・・・

道道696から国道276へスイッチ・・・









右側のカ-ブミラ-を目印に、国道をUタ-ンするようにグルッと回り込んで右折・・・その細い道に入る。

途端にそこは緑が近く、ここまで走ってきた国道とは違う空気に癒される・・・

少し国道を逸れるだけで感じる別世界・・・

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「今」を味わいながら、ゆっくり進む・・・ここはまだプロロ-グの中・・・

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深い緑の中を抜けると・・・目の前の視界がパッと果てしなく広がり周りが明るくなる・・・

背中に羊蹄山の大きさを既に感じながら・・・

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頭上には大きな空が開放的に広がる・・・それを感覚で感じてる・・・

それでも見上げず、今はただ前を向いて走って行く・・・

振り返った時の感動を貯めておきたかった・・・

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この丘は「風のV7」樹生和人さんが、まだ皆が知らなかった頃からずっと密かに愛してきた風景。

僕が初めて訪ねたのは2年前、樹生さんのこの記事で知ってから・・・Dance with R65(2)



そして此処で・・・今来た道を振り返る・・・

遮るものが何もなく・・・ただただ美しい大きな羊蹄山がそこにある。

全身で感じる風がやさしい・・・

その風が草原を走る・・・ただただ優しく柔らかく・・・

穏やかな波のように草木を撫でる・・・

ずっと我慢して来て、振り向くこの瞬間の解放感・・・例えようのないくらい感動する。

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あまりにも風が気持ち良くて・・・相棒を置いて歩いていく・・・

しあわせなひと時は、風に吹かれながら足で歩いて、その時間を確かめてみたくなる。

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右手には尻別岳、標高は1107mの男山。

まだ雪の残るその山も、麓は緑が季節を讃えてる・・・

標高1898mの羊蹄山は、女山とも言われている。

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そんな夫婦山の大きさ偉大さと、草原の風景に包まれながら歩いてみる・・・

相棒は遥か遠くに・・・

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羊蹄山・・・女性のような美しさと佇まい、包み込むような懐の大きさは、母のように大きく強く・・・

歩きながら、振り返りながら・・・

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羊蹄山と尻別岳の間を繋ぐように広がる樹々は、何処までも遠く・・・

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暫く歩いてから、相棒と先に進んで・・・立ち止まる。

今日持ってきたレンズは、new FD35mmとFD135mmの2本だけ。

35mmの単焦点広角レンズ・・・暫く使っていなかったのだが・・・

究極のツーリング写真」立澤さんの記事を拝見しているうちに、とても魅力ある焦点距離なんだと・・・

今日はどうしてもこの一本で撮ってみたかった。

そして・・・一枚。

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気付くと2時間以上ここに・・・

ただただ眺めて、風に吹かれる時間がとても贅沢で幸せだった・・・

お昼をゆっくり食べたり・・・心が気持ち良かった・・・

さて、すこし先に進もうか・・・

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南羊蹄広域農道・・・

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牧草地は既に緑に包まれ・・・新しい季節に向かっている・・・

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樹々が作る影の中を、風が走り抜けていくような・・・

幹の間を透かして通る風が、見えるような気がした・・・

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あまりにも風が気持ち良くて・・・やっぱり散歩してしまう。

一歩一歩この心地良さを噛みしめるように・・・

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羊蹄山はいつも・・・そこで生活する人たちと、大地を見守っている・・・

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相棒を置いて、田んぼの反対側まで歩いてきた・・・

山のすそ野に羊蹄の大きさを感じ・・・四方に広がる農道の風景・・・穏やかな時間が流れる・・・

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時計を見ると15:00だった・・・

本当は磯谷高原に行くつもりだった・・・

でも、今日はとても贅沢な時間だった。他にもう何もいらない・・・

そんな満たされた気持ちになった。

心が満足した・・・さて農道を離れ、ゆっくり帰ろうか・・・

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真狩村の公園で小休止・・・

陽射しが柔らかく・・・静かなひととき・・・

公園の前を走り抜けていくモ-タ-サイクルを、ぼ-っと眺めながら・・・

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道道97から帰路へ・・・

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中山峠の頂上から・・・もう一度振り返る・・・

今日は穏やかな良い一日だった・・・

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9:30~帰宅は17:00 205km

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このひと時をくれた相棒と、妻と子供達に心から感謝・・・




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# by den-selen | 2018-05-21 22:00 | モトグッチ | Comments(6)

海の輝き・・・

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国道231オロロンライン・・・道の上











年に一回春先にいつも有限会社 ズームさんでオイル交換をお願いしている。

4月は車検等忙しいので、GW明けの落ち着いた頃と思っていた。

急に訪問して、他の作業を中断させてしまわないよう、事前の電話で空いてる時間を確認し持ち込む。

オイルはIPONE。SUZUKIカタナもHDロ-ライダ-もずっとこのオイルを使ってきた。だからとても信頼している。

「風のV7」樹生和人さんが記事の中でも良く取り上げているオイル・・・ヨハン・ザルコのIPONEオイル


子供を部活に送り・・・朝9:30にはお店に到着した。

オイル交換しながらも、社長は車両各部を本当によく見てる・・・自分が恥ずかしくなるくらい乗り手をそこから感じ取る・・・

気になる箇所があると指摘を頂き、調整してもらい・・・

長くずっと調子良く走っていられるのは、変わらぬそうした丁寧な仕事があってこそ。いつも感謝しています。

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5/12(土曜)・・・最高気温は23℃の予報。

オイル交換や、少しの調整をお昼12:00に終え、外に出てみると・・・

天気も風も最高に気持ちいい。

本当はこの日、京極町「望羊の丘」へ走ろうと思っていたのだが・・・

海沿いをどこまでも味わいたくなってしまった・・・

こんなに気持ちの良い日は、国道231オロロンライン!予定変更。



走ってきて・・・いつもは厚田区の駐車場から眺めている道の上・・・

その駐車場を遠くに見ながら・・・今日はここから走り出す。

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道の駅石狩「あいろ-ど厚田」を通り過ぎ、海が近くなったところで立ち止まる。今来た道を振り返る・・・

多くのRIDERが目の前を通り過ぎていく・・・今日はみんな気持ち良さそうだなぁ~

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あぁ~これこれ!晴れた日のこの道が気持ちいい~!

海と空・・・今 この時がとても幸せだ・・・

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「千本ナラ」のある毘砂別・・・

増毛山地は雪が残っていて、まだ冬の中にいるけど・・・

立っているここは、北海道にもやっと来た春のあたたかさ。

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頭上には何もない・・・ただただ広がる海と山、道の風景・・・気持ちいいなぁ~

高い所にいるのに波の音が耳に届いてくる。 近くで聴く波の音と違うもの・・・

遠くから集まってきて此処まで届くその音に・・・心がゆったり落ち着くのは何故なんだろう・・・

遠くを眺めながら・・・ひとり・・・そんなことを考えながら・・・

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少し遅くなったお昼をここで。

おにぎりは、いつも妻が握ってくれる・・・

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遥かな景色と波の音・・・心地良い風はいつまでも・・・

自然の中に包まれ、頂く・・・

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すっかり のんびりしてしまった・・・

毘砂別の坂を下りる・・・

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走ってきて、そして立ち止まる・・・

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その輝きが、あまりに美しくて・・・

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見上げると・・・山の岩肌にも緑が芽吹き、そして雪解けの瑞々しい水が滝となって落ちている・・・

先週までの色のなかった風景とは違う・・・春の始まりを感じた・・・

この滝はきっと誰も撮らない・・・何故なら、電線があるから・・・

そんなことを想ってみたり・・・


いつも想うことがある・・・

青く美しい空を見上げて電線があったら、それを邪魔と思うのかな・・・

虹の全体が見れなくて、目の前のビルを邪魔だと思うのかな・・・

今自分が立っている中にも、美しいと感じる風景はきっとあると思う。

写真にするかどうかは別として・・・たまには感じたままを撮ってみるのも良いかも。

感じ方のひとつとして・・・

って、こんな下手くそな僕では説得力なさすぎですが(^^;

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道を進む・・・

オロロンラインは気持ち良い海と道の風景が続くのだけれど、

時には、ここに住む人たちの生活の中も走って行く・・・そこを走らせてもらう。

この海と共にある生活を想像し、何故か立ち止まった・・・

ゆるい波がゆっくり打ち寄せてくる・・・時折ブロックに弾けたり・・・

その波の音に・・・時折見せる自然のやさしさ、そこに住む穏やかな時間を感じた気がした・・・

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岩老のパ-キング・・・

海の輝き・・・

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いい日だなぁ~

走ってきて本当によかった・・・

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今日はまだまだ北上して走りつづけたい・・・

あまりにも気持ち良いから・・・

でも帰宅が遅くなってしまう・・・

山を優しく照らす陽と風の中・・・来た道を振り返り・・・考える・・・

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僕のツ-リングは、じつは密かにいつも目的地がある・・・

でも辿り着いたことはない・・・

辿り着かなくても良いとも思っている・・・

道はずっと繋がっている・・・

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来た道を戻るよ。

そう、僕はいつも同じ道を走って戻る。

今この時の気持ち良さを・・・この道が終わってしまう名残惜しさから・・・

いつまでもずっと味わっていたい・・・反芻するように・・・

あまりにも、そこにある風が気持ちよいから・・・

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国道を外れてみたり・・・

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誰も居ない山の中の道を進んだり・・・

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川の流れに立ち止まり・・・耳を澄ませて、そのせせらぎが心地よく・・・

ただ聴いて佇み、それを感じていたり・・・

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小さな緑の輝きに目を奪われ・・・

陽のあたたかさを感じ・・・

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樹々の風景に、季節の始まりを感じる・・・

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山の色は、もう枯れてはいない・・・

季節が始まった・・・

やっと、やっと・・・

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厚田区の駐車場・・・

この時間でもまだ陽は高い。

陽に輝く風景に、そこに流れる時間に・・・

やわらかい風に・・・

ただただ立ち尽くした・・・

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振り返って、丘の風景・・・

この丘は、これから四季ごとに表情を変えていく・・・

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いま僕は・・・とても穏やかで、この時間にとても充実している。

陽に包まれ、やさしさを感じ、この風が忘れられず・・・

ずっと眺めていたい・・・ただただそう思った・・・

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輝く海を・・・相棒と一緒に眺めながら・・・

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224km  12:00~帰宅は18:30

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# by den-selen | 2018-05-13 21:09 | モトグッチ | Comments(8)


後半GWは天気に恵まれず、この日も全道的に大気は不安定・・・

何処に向かっても きっと雨に当たる。最高気温は11℃の予報・・・

走る事を楽しむというよりも、なんとなく・・・この季節の冷たい風を身体で記憶しておきたかった・・・



黒革の中は、ヒ-トテックとダウンジャケットの冬装備。合羽とレイングロ-ブはシ-トバックに入れる。

今日は少しだけ走れれば良い。無理をしないで少しだけ今を感じられたら良いなと思っていた。

こんな日は慌てない、慌てない・・・ゆっくり支度する・・・

5/5(土曜)お昼のおにぎりをタンクバックに入れ、10:30走り出す。



雨に当たるかも知れないので、帰りも渋滞ストレスのない国道275を北上する。

当別を越えたあたりから、路面が雨に濡れて水たまり。さっきまで降っていたようだ。

今も ぽつぽつと降ってはいるが、合羽を着るほどでもない・・・

かすかに雨の匂いがしてくる・・・走りながら、この匂いがとても懐かしく感じた。



月ヶ岡駅を過ぎると、向かう先には黒い雲と、「南空知 雷 注意報」の電光掲示・・・

iPhoneで雨雲レ-ダ-を確認すると、この先は大雨。

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Uタ-ンして、月ヶ岡駅。

小休止しながら周りの空を見上げて・・・考える・・・

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背中に当たる陽が暖かい・・・

この空間だけ別世界のようにピンポイントで青空なんだけど・・・

他は何処も雲の下。

取り敢えず、雲の色の薄い方に向かおうと線路を渡り、走り始める。

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走って行くと・・・

まだ樹々の緑が始まる前のその中に・・・たった1本・・・

桜の樹・・・

ささやかで控えめなその色と、何気ない美しさ、孤高の存在を感じ立ち止まる・・・

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細い道を進んで行く・・・

樹々も草も枯れたように色を失った世界だけど・・・

見上げる空の青さと、雲の白さに・・・なぜか救われたような気持になった・・・

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今日はとても空気が硬い・・・

けれど、きっと夏になるとこの硬い空気が懐かしくなる。

そうやって季節を振り返りながら今を感じ、記憶を積み重ねていく。

この道も、日を追うごとに草木が芽吹き色を増やしていく・・・

季節は少しづつ変化していく。ある日突然夏になるわけではない・・・

少しづつ走りながらこそ感じられる・・・

そんな風に季節の変化を感じる気持ちを大事にして行きたい・・・

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道道11に合流して、海に向かうよ。

雲は広がっているけれど、まだ雨は降ってこない。

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コ-ナ-を駆け抜けるのが楽しいな!

マイペ-スで楽しみながら高度を上げていく。今日は貸し切り。

冷たい風が身体を通り抜けていく、胸の中に張り付いていた何かを洗い流すように・・・

心が軽くなっていく。

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頂上の駐車場でひと呼吸。

まだ雪の残る大きな山々だけど・・・今日は厚い雲の大きさに迫力負けしそう。

自然の風景ってすごいよなぁ~、なんて思ってみたり・・・

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海に出たら国道271を左折する。

右折方向は、先日オ-プンした道の駅「あいろ-ど厚田」に向かって大渋滞。






厚田区の駐車場・・・

良かった・・・ここはいつも変わらない。

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売店も自販機も何もない駐車場だけど・・・

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静かで、そしてずっと変わらずここにある・・・

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風が強くなってきた・・・

雲が流され、陽が遠くを照らす・・・

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ここは、このままであって欲しいな・・・

そんなことを想いながら・・・

羽の下に伸びる道を眺める・・・

これから草木が伸び、季節が移ろっていく・・・

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160km 10:30~帰宅は16:00

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帰宅すると同時に雨が降ってきた。

相棒を車庫に入れ、安心するのと同時に相棒を眺めながら・・・思った。

車庫の中に居るより、外で見る姿が本来の居場所なんだと・・・

冬の間ずっとここにいたからね。

また走ろう。

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もうひとつの相棒。

一昨年オ-バ-ホ-ルしてから愛着が増して、昨年からずっと旧F-1で撮っています。

ツ-リングで使うレンズは、24mmと、135mmの2本のみです。

珠玉の名玉でもなく、普通のレンズ。

自分の感じる視野に自然と近い気がしてます。

そして・・・旧F-1でシャッタ-を押すことがとても楽しい。

今シ-ズンもこの2本と、このアナログな1台で。



走ること・・・撮ること・・・

特別なところに行かなくても感じられるもの・・・

特別なカメラで撮らなくても写せるもの・・・

きっとあると思う・・・

外に出て走ってみる。感じたことを撮ってみる。

すこしでも何かのきっかけになってくれたなら、とても嬉しいです。

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# by den-selen | 2018-05-06 19:32 | モトグッチ | Comments(12)

4/29・・・

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国道230中山峠・・・頂上手前のパ-キング









連休の前半一日目は、上の子が作るDIYを、車庫のベンチに腰掛け一日見守っていた。

ゆっくりと会話しながら、すこし大人になった子供と時間を楽しむ・・・車庫ライフ。

3日目は、下の子の部活が久々の休み。小樽水族館と小樽散歩を約束していた。

下の子は、小さな頃から変わらず今も水族館が大好きなのだ。

そして、子供ペ-スで一日ゆっくり歩いて過ごす小樽は、とても穏やかな時が流れる。




そんな連休の・・・中日 2日目の4/29(日曜)家族が作ってくれた時間。

いつもの言葉が後押ししてくれる・・・お父さんの趣味はそれしかないんだから。

早朝から起きて、いつものように気持ちや準備をゆっくり整えていく。

下の子の部活をクルマで送り、9:30走り出す・・・この日の最高気温19℃の予報。




国道230中山峠・・・やっぱり峠はまだ寒いなぁ~

今日は念の為、ヒ-トテックとダウンジャケットを黒革の中に着てきた。

そして道の駅手前の簡素なパ-キングでひと呼吸・・・

このパ-キングは砕石を敷いているだけで、在るのは広がる空と山々、そして此処に渡ってくるのは穏やかな風。

もう少し進めば、人で賑わう道の駅があるのだけれど・・・

ここは、時間も風もゆっくり味わうことが出来る・・・

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峠を下り、喜茂別から道道696。

浄化センタ-の桜はまだ蕾のままだった。桜が咲くのもあともう少しかな。

暫く走って行くと、短い直線路の正面に羊蹄山が大きく見える所がある。

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やっと会えた・・・

大きく、そしてやっぱり美しい・・・

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普通に走っていたら見過ごすような小さな分岐で左折し、南羊蹄広域農道に向かう・・・

立ち止まり・・・振り返ってまたその美しさに・・・

連れて来てくれた相棒と・・・一枚。

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すこし走って・・・

来た道を歩いて戻る・・・そして空を見上げてみる・・・

そう、この感じ・・・

顎を上げ、胸を開いて空を見上げる・・・深呼吸する・・・

ずっとそうしてMCと過ごして来た・・・

目的地は無くてもいい・・・いつもそう思う・・・

この時間が大切だった・・・

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大きな自然を胸に取り込み吸い込んで・・・また走り出す。

尻別岳の麓に向かって、山に擁かれ、そこへ気持ちが飛び込んでいくように・・・

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南羊蹄広域農道・・・

その樹が作る影はあまりにも大きかった・・・

見上げて、樹が感じてきた歴史を想像し、その大きさに立ち止まった。

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広域農道を進む・・・

牧草地はまだ雪の中・・・

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日本の南側は、桜の季節が終わって・・・既に夏に向かっている・・・

ゆっくり、ゆっくりやっと来た季節を味わって行こう・・・

こちらは、ここからシ-ズンが始まる・・・

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走って行くと・・・

通り過ぎてから・・・とても気になり、坂の途中で立ち止まる・・・

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相棒を置いて、来た道を歩いて戻ってみる・・・

歩いていると、微かに瑞々しい流れが聴こえてきた・・・

その音に、春の小さな訪れを感じた・・・

歩かなければ気付かない・・・ささやかな水の音・・・

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歩いて戻ってきた・・・雪の下にある田んぼを眺めて・・・

あともう少しだね・・・そんなことを想った。

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羊蹄山は、その田んぼを大きな懐で包むように、そこにある・・・

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植えられたばかりの・・・小さな小さな苗が・・・淡い緑の絨毯のように柔らかく美しかった・・・

これからゆっくり大きく育っていく。

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そんな気になる風景があると、いつもMCを置いて・・・ゆっくり歩いて戻る。

だから裾がボロボロになってしまうのだが・・・


今の革パンツは、立ち姿で裾が丁度良い長さにしている。

MCに乗って膝を曲げると、相当寸足らずだ・・・かなり格好悪い(汗)

でも、ボロボロになって傷んだ裾は何となく自分が ちゃんとしてないような気がしてた・・・

歩きながら・・・引きずらないのがやっぱり正解だったと、ひとり満足・・・そして一枚。

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そしてまた走り出し・・・自分が心地良いと思う中に佇む・・・

そこに、何があるというわけではないけれども・・・

味わうことが出来るような・・・

それは時間だったり、季節だったり・・・

何を考えるとはなしに、心地よい時間に心身を任せる・・・

何気なくそこにある風に・・・土の匂いと共にただただ癒される・・・

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そんな時間を幸せに思い、浸りながら・・・

空の下で食べるおにぎりは、いつも美味しい・・・僕にとって最高のグルメ。

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ゆっくりお昼を終え・・・広域農道を進む・・・

羊蹄山を背に、広大な農地を耕すトラクタ-が・・・


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地形に逆らず出来た道の風景に立ち止まったり・・・

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すぐ傍にはクルマの往来が多い国道があったり・・・

それは此処からはまるで別世界の時間のように思えたり・・・

悠々と鯉のぼりが舞う家があったり・・・

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そして、この風景を美しいと思ったり・・・

その大変さを実感しないまま、たまに来ては表面だけ見て・・・美しいだの心地よいだのなんて・・・

自分は勝手なもんだと思ってみたり・・・

それでもやっぱり、ここに吹く風に心地よさを感じるのはどうしてなんだろう・・・

と、自問してみたり・・・

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この羊蹄山のすそ野には、人の生活が広がっている・・・

大きく美しいだけではなく、共にある暮らしを感じてる・・・

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南羊蹄を離れ際・・・

大きな羊蹄山を背景に高く舞う一軒の鯉のぼりに、胸を打たれた・・・

健やかにと子を想う気持ちが伝わってきて・・・

もうすぐ5/5は子供の日・・・

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180km 9:30~16:30







帰宅して車庫のホワイトボードを見ると・・・先に部活を終えた下の子が車庫に忍び込んでメッセ-ジ絵・・・

ははは(^^)

子供を想う親のように、実は同じように子供も親を想うんだよね(^^)

今日も無事に帰って来たよ!

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# by den-selen | 2018-05-01 23:36 | モトグッチ | Comments(8)

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国道231オロロンライン・・・道の上








3月に車庫開きをしてから・・・

レコ-ドに針を置いたのはよいけど、長い無音部分のスクラッチノイズを、

ずっと聴いているような・・・一曲目の鳴り出しを待ってる時のような・・・

期待感だけがある日々を過ごしていた・・・





北海道も場所によっては夏日になったこの日・・・

早朝 お風呂に浸かり、ゆっくりゆっくり気持ちの準備を整える。

自分も相棒も、ほこりが付いたまま走り出したくない、そんな思いを持っている。

走り出す前の時間の過ごし方は僕にとって、とても大切・・・





部活のある下の子をクルマで送り・・・

4/21(土曜)9:30走り出す。





国道275から当別へ、道道527。適度なコ-ナ-を丁寧に走り抜け、

MCで走る感覚を、全身で思い出していく。

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橋の上で立ち止まり、相棒を置いて、今来た道を歩いて戻ったり・・・

欄干にもたれて眺めたり・・・田んぼにある匂いや風を、五感で感じたり・・・

今も此処に居られる時間がとても幸せだと思った。

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海に出る。国道231オロロンライン。

「夕日の丘」を通り過ぎ、海が近くなったところで立ち止まる。

振り返って道の風景を眺めたり、波の音を聞いたり・・・

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昨年11月に走って以来5か月ぶり・・・

こんなにも軽く回るエンジンだったっけ?5万kmを走って更に調子が良い。

力強い鼓動感と、重いフライホイ-ルの気持ち良さが延々と続く、いつまでもそれを味わっていたくなる。

そう、僕はこのエンジンに惚れているのだ。

それに浸る事の出来るオロロンラインは、だから気持ちがいい。

そして・・・自分がやっと解放された気持ちになる・・・

何処までも続く海と空・・・風が全身を通り抜けていく・・・

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冬季閉鎖中の毘砂別(びしゃべつ)を過ぎ、北上を続ける。

正面に、圧倒的な存在感の、増毛山地が迎えてくれる。

冬期間の数か月は、札幌市内から離れることは出来なかった。

毎年見慣れている風景なのに、いま目の前にある大きな姿に感動してしまう。

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高速コ-ナ-が続く・・・海は陽に輝いて美しい・・・

暖かい日差しと、柔らかい風に立ち止まる・・・

気持ちいいなぁ~

相棒を置いて、歩いてみたり・・・

テトラポットに波が弾ける音に耳を傾けたり・・・

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岩老のパ-キング。

今年の初乗りだったので、家を出る時、無理せず此処まで来たら引き返そうと考えていた。

梯子を上って・・・来た道を振り返り・・・海を眺めながら、風に吹かれながら・・・考える・・・

相棒がまだ走りたがっているように(そんな事はまるでないのだが)、走りながらそう感じていた。

冬期間一度もエンジンは掛けていなかった。

今日、数か月ぶりに目覚めたエンジンは、どこまでも軽く、いつまでも走りたい、そう感じていた・・・

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一緒に行ける所まで北上しよう・・・

そう思って進んだが、海からの横風が強くなってきた。

増毛を過ぎ、道道94(増毛稲田線)にスイッチする。

風が落ち着き、暖かい日差しだけがそこに在る。時間が止まったように感じる。

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空を見上げて、深呼吸してみる・・・

エンジンを切ると、そこは混じりのない澄んだ空間。

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澄んだ空気が気持ち良くて、すこし遅めのランチをここで。

道の上を散歩しながら、空を見上げながら・・・太陽のあたたかさを感じながら・・・

そして、妻に感謝しながら握ってくれた おにぎりを・・・

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道道94を進む・・・

ここは国道275までの37km、ずっと高速コ-ナ-が続く。

往来は殆どなく、路面に張り付いて走るような縦置きツインの安定感を味わえる。

速いだけではないもの、飛ばすだけではないもの、誇示しないその楽しさがこのツインにはある。

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北海道の走る風景は、まだ雪の中だけど・・・

春は確実に進んでいる。

恵岱別(えたいべつ)ダムの厚い氷も割れて、冬の終わりを告げている・・・

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道道94から国道275にスイッチして南下する。

北竜、雨竜、新十津川の田んぼを確認しながら・・・

月形町で道道11(月形厚田線)にスイッチ。

その場所へ・・・海を目指す・・・

今日の一日を、そして今年も走っていられた自分を確認する為に・・・






道道11を走っていると・・・

樹々の隙間から射す陽が ずっと気になっていた。

なんとなくだけれども・・・まだ残る雪景色を忘れたくない気持ちになって・・・

立ち止まる。

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冬から春へ・・・その狭間をいま走っている・・・

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遠くからゆっくりMCの音が近づいてきた・・・

手をあげてピ-スサインを交わした。

それぞれに、それぞれのシ-ズンが始まった。

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ふくろう湖を駆け抜け・・・

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やさしい陽の中の山々に時を忘れ・・・

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ここに立てた今日を、とても幸せだと感じている・・・

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峠を下りて・・・海に向かう・・・

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厚田区の駐車場・・・

この時間を過ごす為に走ってきたのかも・・・そう思う時があったりする・・・

何気ない其処にある風景。

静かに・・・ただそこにある平凡な風景だけれども・・・

ずっと見てきた風景が何も変わらず在ることに、あんしんする。

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僕は、今年56になる。

RIDERとして既に折り返した年齢だ。あと少しで還暦。

いつまでも走っていたい・・・でもいつか走れなくなる時は来る。

いつの頃からか、そんな思いを抱えている。



体力に合わせて軽いMCにすればよいじゃないか・・・

そうじゃないんだ。この相棒でないとダメなんだ。

この相棒とだから、走ることが楽しいんだ。

お互い走れなくなるその日まで・・・



そんな思いをいつも抱えているけれど、シ-ズンを迎えることが出来てやっぱり嬉しい。

週末だけを少しづつ繋いで、春から秋まで季節を走り抜ける旅だけど、

今年も11月まで、どうぞ宜しくお願い致します。

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337km 9:30~18:00

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「Withholding Nothing Medley」William McDowell





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# by den-selen | 2018-04-22 20:06 | モトグッチ | Comments(10)