写真・・・


高校、大学と写真部だった。

それまでは小学3年から始めた剣道部。

高校では、剣道部と写真部を両立しようと考えたが、それは無理な話しだった。

写真部一本にしよう。自宅の一室を暗室にしてもらった。


いまも現役で使っているカメラとレンズは、付き合いが古い。

「道具は一生ものを・・・」そう考えくれて、そして買って貰って、一生の相棒となった。


高校生だった僕も、もう55才。この特別なカメラと、このレンズと共に・・・

当時最新鋭も、今は既にアナログなこのカメラ・・・

それでもF-1でシャッタ-を押す瞬間は、変わらずやっぱり楽しい。


大学の写真部は毎週、例会があった。時にはOBも例会に参加する。

OBのほとんどがプロとして、今も写真の世界に居る。

学生時代に僕は、自分の限界を知っていたので、違う道へ。


毎週の例会は、その週に撮った ベタ焼きを全員が見て、琴線に触れた一枚に、印を付けることから始まる。

因みに私が べた焼きに付けていたMyマークは「$」


例会は、講堂の一つを借りて行う。

1年生から一人づつ始まって4年生まで、一枚を発表する。

写真を見て、一人づつ感じたままを全員が言葉で伝えていく。

撮影者の思いと、違った反応または同調に、都度都度答えていく。

その一枚までの流れ、気持ち、その瞬間に応えた時に感じたもの。そして全員で掘り下げていく。

きっと現在の写真部は、時代が違うからきっと例会のやり方も、違うのかも知れない。

写真を読み取る視点も変化しているのかもしれない。


撮った人、見る人それぞれ感じたもの、表現の方法、表現するための焼き方。

どうしてその瞬間を撮ったのか、どうしてそこを切り取ったのか・・・そして何を感じたのか。

そうやって撮影者の気持ちとなり、目となり、

そして「撮られる側の風景の気持ち」となる。

フレ-ムに入りきらなかった想いと合わせて感じていく。

特別な絶景ばかりではない、何気なくあるものに、琴線に触れた何気ないものたち・・・その表現。


社会に出てカメラを構える機会が減ると、

それまで日常当たり前だった「風景を切り取る目」が、いつの間にか なくなっていた。

それでもたまに走るツ-リングでは、写真は撮っていたのだが・・・その変化に寂しい気持ちでいた。


モ-タ-サイクルも、カメラで撮ることも、自分の一部なんだなと改めて感じる。

その中で感じる風や、季節を心のままに、これからも一緒に過ごして行きたいと思う。













学生時代のその頃・・・僕がどんな写真を撮っていたかと言うと・・・



道北、興部町の畑で・・・

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道東の網走で・・

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例会では、いつも酷評されていました。

旅のひとコマなんですが・・・


いまと向き合う・・・撮るのではなく、向き合う。

そんな気持ちは変わっていない気がしてます。

が、今も色々と・・・ピント外れてるかもです。




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Commented by 樹生和人 at 2017-12-19 01:41 x
まっすぐこちらを見据える目。
風土、風景の中で、こちらに向かって、正対している。
子どもはその風景の中に、小道具として置かれたのではなく
風景の中で生きるものとして、旅人であるこちら(写真を見る私も)を
まっすぐ見つめている。

旅人は、その風景に対して、いつも異邦人でしかない。
異物でしかない、と感じています。
しかし、旅を深め、風景や、人、その暮らしと、
対話しようとすることによって
「撮られる側の風景の気持ち」へと、近接しようとしていく。


知らない人々の知らない暮らしの中に、土足で踏み込むのが旅人であれば、
「撮られる側の風景の気持ち」への近接を、不可能と知りつつも
試みようとすることが、かろうじて旅人を、旅人にしてくれるのかもしれません。

こんな私の思考もまた、独りよがりの感傷主義なのかもしれないのですが、
今回の2枚の写真を拝見して、改めてそんなことを思いました。

写真のことじゃなく、旅のことを考えてしましましたが(^^;)、
もしかして、旅も、写真も、モーターサイクルライディングも、
どこか共通したものがあるのかもしれません。

「いやいや、そんなこと理屈こねて考えずに、
 素直に旅し、走りすればいいんだよ」と言われれば、
それこそ、究極だなあとも思うのですが、
今は私は、ただ走ったり、おっ、と思ったら停まってデジカメで写真を撮ったり、
または、走りながら、または、走った後、ブログの記事を書いたりしながら、
走りについてや、旅について、その他もろもろ…、
考えていくことが、楽しいんだなあ…好きなんだなあ…と、
これまた、改めて思いました。

私もselenさんと同い年です。
全く違う人生を歩んできて、
今、偶然同じバイク屋さんにお世話になり、
偶然同じメーカーのバイクに乗り、
なのに、一度もお会いしたことがない…というのも、
面白いというか、不思議な縁だと思います。

selenさんのブログ、とても好きです。
空気まで映り込んでいるような写真に、いつも見入ってしまっています。
一人のモーターサイクルでの旅の、楽しさと、寂しさとが
画面の手前と向こう側に、ずっと広がっているような、気がします。
Commented by いち at 2017-12-19 22:09 x
先ずは白黒画像って云うのが、あるテーマを強調している。色が無いのは陰影に富む。訴えかけるモノが
強ければ、カラーは特に必要が無い。
更に子供。大人よりは純粋。また無垢な心が顔に出る素直さが在って、大人の取り繕った表情とは違う。
逆に言えば剥き出しの感情。撮る時に何の感情が欲しかったのか?
最後に背景。農場とお世辞にも綺麗な建物と言えない所に佇む子供の対比。

風景写真に人を入れると、まるで物語の様に見えてくるのが不思議。逆に人がいないと
テーマが無く彷徨う感じ。またそれがイイと思う時もある。
どちらも、時間を切り取る。かけがえのない自分の時間だから愛おしい。
片っ端から過去になっていくのを踏みとどまりたい。
一期一会は何も人との出会いだけじゃなく、周りの世界にも在る。

何故か見入ってしまいました。訴えている思いが何か分かりませんが力が有ると思います。
Commented by den-selen at 2017-12-20 00:27
> 樹生和人さん
書き込みありがとうございます。
この冬期間は特に写真を見ていることが、とても楽しく感じてます。
やっぱり写真を見ることが好きなのです。
撮ることは、まるで上達しませんが(^^;
実は、今回そんな見る側の立場として記事にしたつもりなんです。

RIDERが立ち止まって撮る一枚は、風景に対して、
決して一方通行的な想いだけではないと感じてます。
その風景に、双方向で向き合って感じたお互いの情景。
だから、この一枚なんだと。

実は、この2枚を載せてよいのか とても迷いました。
それでも・・向き合うことを伝えるには・・・
風景写真ではなく、敢えて人物写真かもと。
それは走る中で感じて、空の下 自然と向き合う時と同じような。
「まっすぐこちらを見据える目」のような景色がある。
そんな風に季節と向き合う気持ちは、あっても良いかもと。

「旅も、写真も、モ-タ-サイクルも」・・・
RIDERそれぞれの中に人生があり、それぞれにモータ-サイクルの楽しみ方があって、
感じ方もそれぞれ。本当に奥深いですね。
ひとりひとりが、豊かなモ-タ-サイクルライフを、
いつまでも送って行って欲しいと思っています。
そして、写真から沢山のRIDERが感じたものを、
僕も感じたいと思っています。

その中のRIDERの一人として、感じた事を書いていければ。
たまに理屈っぽくなりますが(^^;言葉で書くのは中々むつかしいですね。

今までずっと同じバイク屋さんにお世話になっているのに、
一度もお会いしたことがないなんて、本当に不思議な縁です(笑)
Commented by den-selen at 2017-12-20 00:43
> いちさん
書き込みありがとうございます。
白黒はやっぱり、しっくりきます。
ただ、デジタル化だったので表現が薄くなりました。

僕の撮る人物は、いつも無表情でした。
例会では、誰を撮ってもいつも無表情なので、流石に呆れられました。
その時、その瞬間、目の奥を大事にしてたつもりです。
自然体でいられる距離感の中で、表情ではなく、まっすぐ向き合った時の目の奥に。
顔の表情、感情表現とまた少し違うものを感じてました。

まっすぐ僕を見ていた目は・・・
時を変え、風景を撮る時に、いまの風景にも感じます。
一方通行ではないもの。お互いが向き合うもの。
中々うまく撮ることは出来ませんが、そんな感覚をいまも感じます。

風景の中に人や、バイクが入るとまるで違って見えます。
バイクだけでは物足りないし、風景だけでも物足りなく感じます。
バイクも風景も、人も、それぞれがあって一つの風景に想います。
きっと僕たちは、バイクのある風景が一番好きなのかもです。

「一期一会」・・・
本当にそう思います。だからこそ今を大切にですね。
自分の一方通行だけではなく、
見せてくれる風景の気持ちも感じて行けたら良いなと思います。
そんなことはないのですが(^^;
Commented by 立澤重良 at 2017-12-20 20:02 x
selenさん、こんばんは。

写真、私なんかよりずっと大先輩だったのですね。

私は小学生の頃に父のF2を何度か使ってみたのですが、すごく難しくてまともな写真は撮れませんでした。
興部の少女、網走の坊や・・・どちらも写真家の魂が伝わってくる作品です。

被写体と向き合う、フレームに入りきらなかった想いを交ぜ合う。素敵な感覚ですね。
いま私はかなり力み過ぎた感じで写真をやっていると感じました。

壁に当たっている原因も、きっとこの辺なんだな、とSelenさんの投稿で気がつかせて頂きました。
もっと被写体のことをよく考えて、出会った風景に感謝をこめて

時間を止めて箱に閉じ込めてあげる感覚で。そんな風にやってみたいなと思いました。
素敵な作品と投稿に感謝です!
Commented by offroadforever at 2017-12-20 22:56 x
写真って何だろう? と、いつも思います。構図とか、ピント、色味、ぼかし等、テクニックによって
出来上がる作品は、画その物が主役として、それはそれで万人が見ても美しい、と思うのでしょう。

selenさんのこの写真は、まさに撮影者が対峙した様子、だけでなく撮影者自身の気持ちが伝わるようです。
まさに撮影者selenさんが主役ですね。これこそが写真だ! 率直にそう感じました。
Commented by den-selen at 2017-12-22 00:05
> 立澤重良さん
立澤さんにそう言って頂けると、うれしいです。
ありがとうございます。

社会に出てからは、たまのツ-リングでカメラを持つくらいなので、
写真歴はただ長いだけで、なかなか思うように行きません(^^;
撮ることよりも、見ていることの方が多いかもです。
立澤さんの写真を拝見するたび、その表現にいつも感動と驚きを感じてます。

今回、私のように、写真を見ることが好きな人の目線から、
書いてみたいな、と思いました。

当時の写真部は、
写真を撮ってきて、べた焼きにして、全員に見てもらうのです。
ベタは、撮影者のすべて、洗いざらいが含まれています。
歩き方や、流れや、何となくのひとコマや。
それぞれが、お気に入りの一枚一枚にマ-クを入れるのですが、
実は・・・
思いも掛けない一枚にマ-クがしてあったり、マ-クだらけの一枚があったり、
どうしてこの一枚にマークが?と意外性があったりすると、
一人になった時、見た人がなぜそのひとコマに反応したのかを想像したり考えたり。

例会では、伝わるもの、伝わってこないこと、
さらに踏み込んでいくのですが・・・
一枚の写真に対して感じた事を、
学年上下関係なく、それぞれの視点で、率直に聞かせてもらい、
そして同じように伝えたりは、部活ならではだったのかもです。

そうして日々過ごす中で、自分のものの見方、感じ方、個性というものが、
徐々に確立して行ったような、そんな気がします。
あっ・・・毎日写真漬けでしたが、勉強もちゃんとやってましたよ(^^;

写真も、見る人それぞれ感じたことを聞くと、気づかない自分の一面を発見したり、
表現の幅もまた広がったりですね。
そうはいっても、いつも撮ってないと感性はどんどん鈍ってきてしまうので、
立澤さんの推奨する1日100枚は、とても素晴らしいことです。
Commented by den-selen at 2017-12-22 00:10
> offroadforeverさん
ありがとうございます。
そう言って頂けてうれしいです。

写真って不思議です。
なんの説明もないのに、立ち止まって引き込まれる心に残る一枚があったりします。
ブログの写真には、展示された一枚を見るのと違って、
記事からも感じることが出来るので、同じRIDERとして共感するところがあります。
たとえ何気ない一枚の中にも、音や、静寂、匂いや風や、過ごすひとときを感じさせて貰えたり。

僕たちが旅で・・・立ち止まった「時」というのは、
撮ったあとには通り過ぎるてしまう風景かもですが、
その風景はそこに根をおろし、私たちが走り去った後もずっとそこにある。
だからこそ、そこに居る「今」というものに向き合って、そして感じたいと思います。

そんなふうに「今」を大切に感じ、
撮影者と被写体お互いが、応え合うような、そんな表現出来たら素敵なことですね。
今も撮れるのかと言われれば、全然出来てないのでお恥ずかしい限り。
offroadforeverさんの写真には、更に深く、時を想って眺めているようにいつも思います。
撮影者の感じた事を、これからも写真の中で感じたいと思っています。
Commented by もちっこ at 2017-12-25 21:33 x
selenさんこんばんは♪
すごいです♪写真歴も長くていらっしゃるし、
周りの方々がプロになられてるという中で本格的に写真を撮られていたんですね。
だから写真に対していつも丁寧に向き合ってらっしゃるんだな~と納得しちゃいました。
こちらを見据える2枚の子友達の眼差しにどきっとしました♪
Commented by もちっこ at 2017-12-25 21:34 x
子友達?子供達です(笑)
Commented by den-selen at 2017-12-26 21:38
> もちっこさん
こんばんは(^^)書き込みありがとうございます!
私が撮ると、剣道部をずっと引きずっているせいなのか、
なんだかちょっと違う感じかもです(^^;

もちっこさんのブログは・・・
実はある日、九州の写真を見ている中で、
たまたま偶然、写真から発見したのです。
「こんなふうにバイクを楽しんでいる人が居たんだ」という嬉しさと、
感激を覚えています。今もです(^^)

そしてブログを読んで・・・
生き生きと伝わる もちっこさんの写真の一枚一枚に、とても魅かれたのです。
RIDERがその時感じる「今」を・・・
写す風景や風や、季節、仲間・・・そして感謝の気持ち。
そのひと時を、静と動で伝えらえれる写真。
ツ-リングなのに、たまに過酷に歩く苦行あったり(^^)
マイナリストの皆さんとわいわいと過ごす時間であったり(笑)
どれもがRIDERの時間を感じさせてくれるものばかり。
こんな写真があったなんて、いつもとても幸せな気持ちになります。

写真て、とても不思議ですよね。
その一枚に自分自身が、いつも写り込んでいるような気がしてます(^^)






もちっこさんの撮る写真にとても引き込まれたのです。
Commented by den-selen at 2017-12-26 22:25
> もちっこさん
あれ?
最後の6行が…どっかにワ-プしてしまいました(^^;
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by den-selen | 2017-12-18 21:58 | カメラ | Comments(12)