望羊の丘・・・道の風景・・・

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京極町 望羊の丘・・・道の上







5/20(日曜)最高気温17℃・・・最低気温7℃の予報

晴れ間の広がる日曜日・・・いつものように下の子をクルマで部活に送り、

妻の握った おにぎりを持って、いつものように9:30に走り出す。

僕はこうして繰り返される何気ない日常を、とても幸せに感じてる・・・

今まで心から望んでいた普通の生活・・・特別なことは何もいらない・・・



空は青く・・・市内はあたたかい・・・

でも峠越えは少し寒いかも・・・

念の為インナ-は、ヒ-トテックの上下。ダウンジャケットをシ-トバックに。



中山峠の頂上付近だけ強く冷たい風だった・・・まるで冬の嵐のように。

頂上の道の駅でダウンジャケットを黒革の中に着た・・・持ってきて正解だった。

峠を下りると風はなくなっていた。

あたたかい陽射しだけがポカポカと・・・黒革の中のダウンジャケットを脱いだ。

喜茂別町浄化センタ-の桜は終わっていた。先日来たときは蕾だったのに・・・

道道696から国道276へスイッチ・・・









右側のカ-ブミラ-を目印に、国道をUタ-ンするようにグルッと回り込んで右折・・・その細い道に入る。

途端にそこは緑が近く、ここまで走ってきた国道とは違う空気に癒される・・・

少し国道を逸れるだけで感じる別世界・・・

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「今」を味わいながら、ゆっくり進む・・・ここはまだプロロ-グの中・・・

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深い緑の中を抜けると・・・目の前の視界がパッと果てしなく広がり周りが明るくなる・・・

背中に羊蹄山の大きさを既に感じながら・・・

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頭上には大きな空が開放的に広がる・・・それを感覚で感じてる・・・

それでも見上げず、今はただ前を向いて走って行く・・・

振り返った時の感動を貯めておきたかった・・・

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この丘は「風のV7」樹生和人さんが、まだ皆が知らなかった頃からずっと密かに愛してきた風景。

僕が初めて訪ねたのは2年前、樹生さんのこの記事で知ってから・・・Dance with R65(2)



そして此処で・・・今来た道を振り返る・・・

遮るものが何もなく・・・ただただ美しい大きな羊蹄山がそこにある。

全身で感じる風がやさしい・・・

その風が草原を走る・・・ただただ優しく柔らかく・・・

穏やかな波のように草木を撫でる・・・

ずっと我慢して来て、振り向くこの瞬間の解放感・・・例えようのないくらい感動する。

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あまりにも風が気持ち良くて・・・相棒を置いて歩いていく・・・

しあわせなひと時は、風に吹かれながら足で歩いて、その時間を確かめてみたくなる。

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右手には尻別岳、標高は1107mの男山。

まだ雪の残るその山も、麓は緑が季節を讃えてる・・・

標高1898mの羊蹄山は、女山とも言われている。

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そんな夫婦山の大きさ偉大さと、草原の風景に包まれながら歩いてみる・・・

相棒は遥か遠くに・・・

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羊蹄山・・・女性のような美しさと佇まい、包み込むような懐の大きさは、母のように大きく強く・・・

歩きながら、振り返りながら・・・

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羊蹄山と尻別岳の間を繋ぐように広がる樹々は、何処までも遠く・・・

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暫く歩いてから、相棒と先に進んで・・・立ち止まる。

今日持ってきたレンズは、new FD35mmとFD135mmの2本だけ。

35mmの単焦点広角レンズ・・・暫く使っていなかったのだが・・・

究極のツーリング写真」立澤さんの記事を拝見しているうちに、とても魅力ある焦点距離なんだと・・・

今日はどうしてもこの一本で撮ってみたかった。

そして・・・一枚。

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気付くと2時間以上ここに・・・

ただただ眺めて、風に吹かれる時間がとても贅沢で幸せだった・・・

お昼をゆっくり食べたり・・・心が気持ち良かった・・・

さて、すこし先に進もうか・・・

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南羊蹄広域農道・・・

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牧草地は既に緑に包まれ・・・新しい季節に向かっている・・・

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樹々が作る影の中を、風が走り抜けていくような・・・

幹の間を透かして通る風が、見えるような気がした・・・

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あまりにも風が気持ち良くて・・・やっぱり散歩してしまう。

一歩一歩この心地良さを噛みしめるように・・・

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羊蹄山はいつも・・・そこで生活する人たちと、大地を見守っている・・・

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相棒を置いて、田んぼの反対側まで歩いてきた・・・

山のすそ野に羊蹄の大きさを感じ・・・四方に広がる農道の風景・・・穏やかな時間が流れる・・・

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時計を見ると15:00だった・・・

本当は磯谷高原に行くつもりだった・・・

でも、今日はとても贅沢な時間だった。他にもう何もいらない・・・

そんな満たされた気持ちになった。

心が満足した・・・さて農道を離れ、ゆっくり帰ろうか・・・

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真狩村の公園で小休止・・・

陽射しが柔らかく・・・静かなひととき・・・

公園の前を走り抜けていくモ-タ-サイクルを、ぼ-っと眺めながら・・・

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道道97から帰路へ・・・

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中山峠の頂上から・・・もう一度振り返る・・・

今日は穏やかな良い一日だった・・・

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9:30~帰宅は17:00 205km

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このひと時をくれた相棒と、妻と子供達に心から感謝・・・




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Commented by offroadforever at 2018-05-21 22:42 x
やっぱり北海道の大地は違いますな。
「道」以外に余計な構造物が無い。富士山のような美しい独立峰を、
邪魔な人工物を入れずに広角で全体の姿を切り取れる。

それはさておき、selenさんのツーリングで立ち止まった時の歩く距離が半端無いですね。
バイクの大きさからして、尚更大地の広大さ、季節の移り変わり、空気の冷たさ、対峙する
山までの距離感などが心地よく伝わってきます。
Commented by den-selen at 2018-05-22 18:17
> offroadforeverさん
195万人都市札幌から、遠くまで走り出さなくても身近なこの風景に・・・
日常の時間の速さとは違う、何もかもが 大きくゆったりと・・・
そんな自然の中で深呼吸していると、生き返る気がしてきます。
冬期間を市内で我慢してきたご褒美の時間かもです(^^)

相棒が常に見える範囲で散歩ですが・・・
陽射しや風の匂い、周りの空気が穏やかだと、
あまりの気持ち良さに、なぜか道の上を歩かずにいられません(笑)
そんなことをしているから、いつも目的地に辿り着けないのですが(^^;
Commented by いち at 2018-05-23 12:39 x
この日は最高の天気でしたね!望羊の丘は次回に持ち越しになってしまいましたが
この季節をのがしてしまうのは残念です。
怪我から復帰までの間はselenさんの素晴らしい写真を愉しみにしてます。
ダメージを受けたパーツの入手の目途がついたので一安心です。
Commented by den-selen at 2018-05-23 17:38
> いちさん
ルマンのパ-ツも目途がたって、私まで安心しました。
お身体の治療も、ルマンの修復もゆっくりゆっくり焦らずにです。
必ず治る目途がたちましたからね(^^)
きっと秋晴れの空気を目指して今は、少し休めと その為の期間なのかもです。
道の上で、いちさんが合流してくる日を、とても楽しみにしてますよ(^^)
望羊の丘は、いつも変わらずそこにあります!
またこうしてお話し出来て本当に良かった。ありがとうございます。

Commented by くーた at 2018-05-24 22:24 x
同じ日に、同じ景色を見ていましたね(´▽`)
1コマ1コマ、selenさんの写真から感じる情景と、自分の目で見た情景とを重ね合わせながら拝見しました。
同じ風景でも、撮影者、そしてカメラ・レンズによって違う味わいになりますね。
selenさんの写真には、なんというか人生の深みのようなものを感じ取れます。
Commented by den-selen at 2018-05-25 05:51
> くーたさん
おはようございます(^^)
この日は、もしかして会えるかな?と思っていましたが、
時間はく-たさんの離脱直後のニアミスでした。いつも私のスタ-トが遅いので(笑)
滞在中ちょうど風が穏やかな時間で心地良い丘の ひとときでしたね!
く-たさんの記事を読みながら、
札幌からこの丘に来るまでのオフ車ならではの選ぶ道や・・・
同じ風景の中に過ごしながら、切り取り方がそれぞれに違うから写真は面白いですね。
ル-トを含めて、いつも全力で楽しむく-たさんの記事は、
同じRIDERとして、とても幸せな気持ちになります(^^)
今シ-ズンもまた何処かの道の上でお会いできるかも。それもまた楽しみですね!
Commented by GEN at 2018-05-27 21:24 x
こんばんは、また素晴らしい景色を見ることが出来ました。眼福いただきました。6,7枚目の写真がお気に入りです。羊蹄山、素晴らしい山ですね。こんな素晴らしい山があると会いに行きたくなる気持ち、わかります。
どんどん遠方からのショット、歩きながらアングルを探しているSelenさんの姿が目に浮かびます。(^^)
見習いたいのですが、これってなかなかできなんですね。
Commented by den-selen at 2018-05-28 20:37
> GENさん
こんばんは(^^)ありがとうございます。
僕の場合はMCシ-ズンに入らないと会いに行けない山なので、
やっとやっとその孤高の美しさ・・・出会えた感慨はひとしおです。
GENさんにとっての多島美の瀬戸内海のように、
特別な存在ってやっぱりありますよね(^^)
季節の中で、風の中で・・・いつまでも味わっていたい、
そこでしか感じられないものが、あったりですね。

何気ない風景・・・特別な何かがあるわけでもないのですが・・・
風や陽があまりに気持ち良いと、何を目指すわけでなく つい歩きだしてしまいます(^^;
相棒のカメラを手に持って、歩くのは不思議と安心し、歩くことまでとても楽しく感じます。
それもまたカメラと過ごす時間の楽しさかもですね(^^)
そうしてただ歩き回っている時間が、とても贅沢で心地よいんですよね~(笑)
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by den-selen | 2018-05-21 22:00 | モトグッチ | Comments(8)